当社会長の井之上喬共著による「グローバルPRハンドブック」第3版が、全米コミュニケーション学会のPRIDE賞を受賞
全米コミュニケーション学会はこのほど、PR分野で重要な成果を挙げた取り組みに授与する今年度のPRIDE賞(PRIDE and Top Paper Awards)において、書籍「グローバルPRハンドブック」(英文名:The Global Public Relations Handbook: Theory, Research, and Practice)第3版を「PRIDE Awards – Outstanding Book/Monograph」に選びました。本書は当社会長の井之上も共同執筆者として名を連ねており、2003年に発行された初版の同賞受賞に続くものです。
この「グローバルPRハンドブック」第3版は、世界のPR業界で活躍する学者と実務家28人による共著で、研究理論や実践に基づく最先端の知見を反映した論文・報告で構成されています。当社会長の井之上は「ハイパーグローバリゼーションの世界における企業の新しいパブリックリレーションズ」(A New Public Relations for Corporations in the World of Hyper-Globalization)というタイトルで執筆しました。この本の発行元は、人文・社会科学系の学術出版社ラウトレッジ(Routledge・本社ロンドン)です。
受賞にあたり、井之上は下記の通りコメントしています。
「このたび初版に続き2度目の受賞をいただいたことを、大変うれしく光栄に思っています。私が提唱するグローバリゼーションのハイパー化は、従来の経済ベースにとどまらず、SNSなどのコミュニケーションツールをはじめとした破壊的技術革新によって生み出されています。このような環境における組織体の意思決定には迅速性が求められますが、そのためにも倫理観、双方向性コミュニケーション、自己修正をベースとしたマルチ・ステークホルダーとのリレーションシップが必要であり、それがパブリックリレーションズの本質であることを本書で主張できました。ステークホルダーとの関係構築を行うこと(=リレーションシップ・マネージメント)が目標達成の最短コースであるという私の理論は、世界でコロナ禍が進行し、さらなる混迷が予想される時代の中で、より適合するものであると考えています」
全米コミュニケーション学会(National Communication Association:NCA)について
コミュニケーション分野の学者、教育者、実務家にサービスを提供する非営利の学術団体で 1914年に設立。人道的、社会科学的、知的探求の立場から、コミュニケーションに関する事象やメディア、その影響などを研究し、世界のコミュニケーションの発展を推進している。米国ワシントンDCにナショナルオフィスを置く。
■関連リンク
全米コミュニケーション学会
https://www.natcom.org/
PRIDE賞(PRIDE and Top Paper Awards)
https://ncaprdivision.wordpress.com/awards/
“The Global Public Relations Handbook: Theory, Research, and Practice”
https://www.amazon.co.jp/Global-Public-Relations-Handbook/dp/0367370131